花形なんて大層な名前でやってるからには、派手でオシャレでキラキラした物で埋め尽くされて物作りしてるんだろうなぁ・・・と思う方ももしかしたら居るかもしれませんが。
それは大きな誤解です笑
実際の作業場は、極限まで装飾や無駄な物を排除した至ってシンプルな小部屋なんです♪
でもこの何も目立った物が無い中に、ほんの少しの拘りがあって、それが私の集中力アップや閃きに貢献しているんです!(たぶん笑)
そんなほんの少しを紹介させて頂けたらと思います。
もしかしてハンドメイドやってる方にとって有益な情報もあるかもなので是非目を通してやって下さいね♪(あまり言いたくない事もある笑)
リラックスして制作するのに最も大事なアイテム!?
ハンドメイドをされる方も、パソコンやデスクワークをされる方もきっと共通して拘るものがテーブルと椅子なのでは?と私は勝手に思っています。
一日の内、仕事の時間は殆ど黙々と机に向かっている事が多いのにそこがストレスだと集中出来ないし疲れが溜まりますよね?
以前は普通の事務机を使っていて、それはそれだったんですが何かしっくり来ないな…と思っていた矢先に行きつけの喫茶店から悲しいお知らせが・・・。
「コロナの影響で店を閉める事になったけど、何か持っていきたい物は無い?」
良く通っていたお店だったのでショックが大きかったのですが、折角歴史のある喫茶店なのに何も無くなってしまうのは勿体ないと思い、有難く引き取ったのがこのテーブルと椅子のセットでした。
何十年も年季が入っているのにまだまだしっかりしたテーブルは、作業台としては若干低いかな?と少し心配していましたが、実際アトリエに持ち帰るととてもしっくり収まりました。
さすが究極の落ち着き空間の喫茶店の物だけあって、とっても仕事に集中出来る物を頂き、感謝しかないですね・・・泣)
これからも大切に使わせて頂きます‼
プライヤー、やっとこ、ニッパー
アクセサリーを制作、アレンジするのに絶対無くてはならないのが、プライヤー、やっとこ、ニッパーです(ワイヤー加工用等他にもあるけどメインで使うのはこの子達)
種類や数はこれの3倍くらい工具箱に揃っているのですが、一番使用頻度が高いのがこの辺りかなと思います。
ニッパーは切断する物の太さや頑丈さで大小使い分けは必須。
プライヤーも内側が平らな物と、ギザギザが付いている物が必要。
内が平らな物は特に傷つけたくないパーツをホールドするのに大事な工具‼
そしてやっとこはプライヤーと用途は似てるんですが、より力が伝わるのと、金属パーツを曲げるのにも適している為、頻繁に使い分けします。
何から揃えて良いかわからない人は、まず安くても良いからこの辺の工具さえ揃えれば何なりと応用が利きますよ♪
どんどん難しい物にチャレンジしていく内に、「こう言うのがあればもっと捗るのに・・・‼」と言う理想が生まれるので、コーナンへ走るのはその時でも遅くない‼笑
まず最小限で初めてみましょう♪
ラインストーン貼り付け作業で必要だと思う物
裏が平たいストーンを総称してラインストーンと呼びます。
それらを張り付けるのは、手やピンセットでも出来なく無いですが、とっても作業効率が落ちるし、イライラすると思います笑
まず何をすれば効率が良いかと言うと、ラインストーンを出来るだけ表向けて(キラキラ光る面)スタンバイさせる事が大事‼
画像に写るマジカルトレイと言う商品もあるんですが・・・
ハッキリ言ってマジカルトレイは無くても良いレベルかもしれません・・・(買って勿体ないので使ってるだけ笑)
ただ、私の感想ではSS10以上(約2.7㎜)の比較的大きめのラインストーンはこの写真左側のマジカルトレイが表向き易いかなと思い使い分けています。
あとマジカルトレイはフチが狭まっているのでストーンケースに戻す時が非常に楽と言う利点もあります。
そして是非お勧めしたいのが右側のセリアで購入したアラベスクフレームトレイ‼
SS10以下の小さいストーンは小さければ小さい程このトレイで揺すった方が格段に簡単に表向きます‼
しかもある程度トレイに大きさがあるので振ってもラインストーンが外に飛び出すと言った事故が起き難いんです。
難点は、フチに無駄な装飾(あくまでもこの使用用途ではの話笑)があるのでストーンを戻す時多少方向が定まらないと言う事ですかね。
暇な人は削ってあげると文句の付け所が無い道具になります笑
そして実際にトレイで表向いたラインストーンを程よい力で持ち上げて、対象物に張り付けていく時に必要なのがこれ←
世の中には様々なタイプのストーンピックが存在しますが、私個人に一番合ってるなと感じたのが昔100均で購入した細い棒やすりでした。
この先端にセロテープの粘着面を表に向けて巻き付けるだけ‼
何度も言いますが、個人的にですがペンタイプの物よりも細かい部分への貼り付けが楽ですし、セロテープへちょこっとくっつく力が、グルー(糊)よりも絶妙に弱いのでストレスなく掴めて、ラインストーンが先端から離れる仕組みになります。
是非とも試して頂きたい専用道具にも勝る‼と勝手に思っている神器です笑
ラインストーン接着に使用するグルー
ガラス用接着剤なら割とどれも大差無いのかもしれませんが、私なりに使い分けがあるので少しご紹介。
まず、たまにすごくしゃばしゃばで粘度の低い物や逆に高い物があるのでそこだけ注意が必要です。
粘度は「Viscosity」なのでMedium Viscosity(中粘度)の物を選べばまず大きな間違いは起きないと思います。
YZ7000は薄く色が入るのがデメリットですが、ちょうど良い粘度があるので、大きめ重めのストーン貼り付けが傾けてもずれ難く良い感じ。
T-8000はもう少しサラッとしていて透明な物なので、多少はみ出ても目立たない小さめのストーンとの相性が良く使い分けています。
たまに手芸用ハンドガンや瞬間接着剤ではどうなの?と声を頂く事がありますが、おすすめしません。
ハンドグルーガンは生地系の貼り付けにはとても便利ですが、金属パーツへは時間が経つとぺりっと剥がれちゃう事がよくあります。
また瞬間接着剤は乾くと石もろとも周りが白く固まり、ほぼ綺麗に仕上げるのは不可能ではないかなと思うので絶対やめた方が良いです。
紹介したガラス用接着剤は乾いた後もある程度の弾性があるので、衝撃を加えても剥がれにくい、アクセサリー制作には欠かせないアイテムとなっています。
でも何と言っても一番大事なのは気持ち‼
まだまだおすすめ道具やアドバイスはもっともっとあるので、またの機会にご紹介させて頂きますね。
でも色々コツなんかはあるけど、一番大事なのはモノ作りに対しての新しい発見や良い物を作りたいと言う気持ちだと私は思っています。
特に大衆演劇等舞台アクセサリーを制作販売している他の方の作品も見させて頂いておりますが、それは手を加えたとは言わないよ・・・と残念な気持ちになる事がとても多いです。
殆どが出来合いの物や、そこに何かパーツを単純に付け加えただけで、確かにメタルパーツは既存の物を使わざるを得ない時は多々ありますが、私はそれでも自分なりに試行錯誤して出来る限り手を加えて素敵な物を仕上げていきたいなと思っています。
ジュエルショップ花形のページでは、また新しいモノづくりに対しての発見などあれば随時皆様と共有させて頂きますね♪