昇り龍簪

個人的に一番の大作簪
この龍の躍動感、そして表情の細かい色分けは花形ならではの仕上がりです。
昇り龍簪を頭にセットした様子
鬘にセットした時、天に龍が昇っていくような躍動感が伝わる様意識して作成しました。
ヘッド部分クローズアップ
近くで見れば見るほど溜息の出る迫力と美しさ。 花形は細部まで絶対に手を抜きません。

この龍のモチーフ、実は元々は向かい合わせの龍が珠を加えるデザインのチョーカーだったんです。

それはそれでラインストーンで彩れば迫力のあるデザインなんですが・・・そんな普通の事をしても何も面白くない‼
って事で何の迷いも無く破壊していきました笑

大まかに鼻先から口にかけてカットしたあと、サンダーでいらない部分を削り取ってから最後にサンドペーパーでバリ取りをし、違和感の無い龍の頭を成型。

この段階では本当に何の装飾も無いただの首から上の龍で、はっきり言ってまだ全く完成図が見えていない状態でしたので、まずイメージを沸かす為に頭からラインストーン貼り付け作業を開始。

基本的に失敗は出来ない作業なので、頭の中で慎重に色分けシュミレーションをしながら10色以上のストーンを色分けしながら命を吹き込みました。

そこからどう体に繋げるかが非常に難しいところで、何度もあーでもないこーでもないと仮組を繰り返しながらベストな組み合わせを見つけ出しました。

頭に負けない様な迫力をラインストーンで表現しながら、全体ボリュームを上げてバランスも取れる様雲にも見える扇&リーフデザインのモチーフで飾り上げました。

雲を勢いよく突き抜ける昇り龍の様に見せると同時に、このパーツは全体的な強度アップにも貢献しているんです!

最後にこれまたゴージャスなぶら下がりを持ってきましたが、これは龍の上昇する勢いのある動きを表現してみました。

簪と言う小さな枠の中に、とても迫力のある世界観を生み出せたと自信を持って言える、私のお気に入り作品の一つです‼

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